≪9月議会で判明したこと≫
①水泳の授業が年間5時間に
区の想定では1回の外部プールを使用した授業では2コマ90分のうち、60分になるとのこと。これを5回実施することから、水泳の授業は1年間で5時間となり、明らかに減少します。
②12月に提示したコスト比較が破綻!
当初、外部のプールを活用すればコストも低く抑えられるとの説明でしたが、年間5時間の水泳の授業だけで、夏休みの水泳指導などは入っていません。仮にこれまでどおり実施する場合はコストが上回ることが判明しました。また現在プールがある学校も校外プールを活用する方針を示しており、東金町小学校のように改築を済ませたばかりの学校も校外プールを活用するとコスト比較は完全に破綻します。
③夏休みの水泳指導は縮小か廃止
夏休みの水泳指導はどうするのか未だに教育委員会から明確な方向性が示されてません。一方で「学習指導要領の授業と異なり各学校の裁量で行われている」ことや「教員の働き方改革」に触れていることを考えると縮減もしくは廃止するものと思われますが、一方的な縮減や廃止は認められません。
④改築校以外も外部プールを活用!
教育委員会は8月末に改築校に加え、令和10年度までに小学校40校の校外プールを活用した移行計画を示し、小学校は基本的に校外のプールを活用することになりました。区内10か所の民間プールに加え、金町公園プールを改修、さらにもう1ヶ所予定しており、計2カ所温水プールを設置することになってます。移動の問題等十分検証しないで一方的に計画を進めてしまうのは暴走以外のなにものでもありません。
≪これまで指摘した問題点≫
≪決定プロセスに問題あり≫
保護者や区民の声を聞かずに一方的にプール廃止を決めてしまった。また議会にも方向性が決まってから1回しか報告しておらず、まさに独断専行です。実施したいならばコンセンサスを得ながら数年の時間をかけて丁寧に進めていくべきです。
≪移動時間を要する≫
原則バスで移動するとしているが、かつて横浜市ではバスの乗降や点呼など想定以上の時間がかかり、前後の授業との調整が困難となることや引率・準備等のため想定以上の人員が必要であることから計画がとん挫しました。
※写真は今年8月に竣工した東金町小学校のプール
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