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いつも私のブログをご覧いただき、また、あたたかい応援を本当にありがとうございます。
私はこれまで葛飾区議会で、区政の不正や税金のムダ遣いに真っ向から対峙し、議会の場で徹底的に追及してまいりました。
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葛飾区議会議員 小林ひとし

遅すぎ‼️ 葛飾区の職員が逮捕されて2か月で正式発表―職員は懲戒免職処分に‼️

金町地区センター

―氏名は非公表、委員会で追及したのは小林議員のみ―

マスコミでも報道されましたが、葛飾区職員(24歳・男性)が窓口で国民健康保険料など約140万円を横領し、逮捕された事件について、区はようやく職員を懲戒免職処分にしたことを正式に発表しました。

しかし、葛飾区は職員の氏名を一切公表しないまま懲戒免職にしました。逮捕そして最も重い懲戒免職に至ったにもかかわらず、区民の皆さんに対する説明責任を果たしていない状況です。

私は7月の総務委員会で「警察から表を控える要請もない中、なぜ逮捕の事実を2か月間も隠し続けたのか」と区の対応を厳しく追及しました。これに対し青木区長は「すぐに公表すべきと思ったが、担当部署との協議により処分後の公表とした」と釈明していますが、トップとして即座に公表の指示をしなかったこと自体が最大の誤りであり、区長の資質を疑わざるを得ません。改めて葛飾区の隠蔽体質が浮き彫りになった形です。なお、この問題を追及したのは委員会で私一人だけでした。今後も行政の透明性と説明責任を果たさせるべく、これからも議会で厳しく追及してまいります。

資料: 職員の懲戒処分について(議員向け資料)

    7月8日総務委員会資料

    6月12日総務委員会資料

小林議員の委員会での質疑要旨                                                         

【7月8日総務委員会】

小林議員:6月4日に職員が逮捕されたが、なぜ直ちに区は公表しなかったのか。

戸籍住民課長:職員の処分が決定されていなかったため、処分後に公表しようと考えていた。

小林議員:今回の逮捕は業務上横領という重大な職務犯罪である。逮捕という明白な事実を即座に公表しなかった理由は何か。

広報課長:逮捕に関しては警察が主導でリリースすることが通例であるが、今回は警察が公表しない判断をしたため、区としても処分後の公表を選択した。

小林議員:警察から公表を控えるよう要請はあったのか。

広報課長:警察から公表を控えるよう明確な要請はなかった。

小林議員:区は公表できる状況にあったにもかかわらず、区長が公表しない判断を認めた理由は何か。

区長:基本的には公表すべきだと考えたが、担当部署から処分が決定された後に公表したいとの要望があったため、その方針を認めた。

小林議員:逮捕を知りながら総務委員会で報告しなかったのは議会軽視ではないか。

戸籍住民課長:捜査中の案件であり、6月12日の委員会時点では報告できる段階ではなかった。

小林議員:警察から公表を控える要請がなかったにもかかわらず、区が独自に判断して公表せず、総務委員会にも隠蔽した理由を問う。

戸籍住民課長:6月12日の段階では職員本人の自白がなかったため、報告ができなかった。

小林議員:逮捕を知りながら公表を控え、議会への報告もしないのは区の隠蔽体質であり、区民への説明責任を果たしていない。今後の区民への説明とプレスリリースの日程はどうなっているのか。

人事課長:現在、職員本人への事情聴取を予定している段階で、速やかに処分を決定し公表するが、具体的な日程はまだ確定していない。

小林議員:このような対応を続けていると、区の隠蔽体質が強まっているとしか思えない。早急な対応を強く求める。

【6月12日総務委員会質疑】

小林議員:書類紛失の期間はどのくらいか。

戸籍住民課長:1~2か月間であり、収納手続きを後回しにしたことが原因の一つである。

小林議員:管理体制の不備が原因ではないか。

戸籍住民課長:管理体制が適切でなかったことを認めている。

小林議員:管理監督者への懲戒処分の内容はどういうものか。

人事課長:停職未満の処分であり、具体的な役職名や氏名は規定により非公表である。

小林議員:収納手続きを溜め込む方法を管理職は認識していたのか。

人事課長:金町区民事務所で混雑緩和のため慣習的に行われていたことを認めている。

小林議員:所長は上司と相談してこの方法を決めたのか。

人事課長:明確な相談記録はなく、歴代所長が習慣的に引き継いだものである可能性が高い。

小林議員:職員の賠償責任と監査スケジュールについて説明してほしい。

総務課長:監査委員に監査を求める準備中であり、現時点で判明した事実をもとに監査を実施予定である。

小林議員:新たな事実が判明した場合はどのように対応するのか。

総務課長:新たな事実が判明した場合は再検討を行う。

小林議員:再発防止策は具体的にどのようになっているのか。

戸籍住民課長:現金収納を即時に行うなど事務手続きを改め、防犯カメラ設置など管理体制の強化を実施している。

小林議員:区民の信頼回復のため、再発防止と議会への迅速な報告を求める。

戸籍住民課長:今後、同様の事態が起こらないよう再発防止策を徹底する。

             


葛飾納涼花火大会の改革、一定の成果も課題あり

 
葛飾納涼花火大会2025
7月22日(火)、今年も葛飾納涼花火大会が盛大に開催されました。
以前にも記載しましたが、私は議会で花火大会の運営を抜本的に改革し、税負担を抑えつつ公平性を確保するための提案を行い、それが今年度より実施されました。
具体的には以下の改善を行いました。
① 従来、花火打ち上げの目の前に設置されていた特等席の「協賛自由席」を廃止し、一般向けの有料指定席として販売を開始。
② 有料席について、花火の見やすさや位置に応じて料金に差をつけることで、公平性と収益性を向上。
③ 協賛席の割り当てを寄付額に応じて設定し、一般販売席よりも割高にすることで、公平感を確保。
④ 関係者の招待席を大幅に縮小。
実際に私自身も招待席ではなく、チケットを購入して家族と一緒に一般席から鑑賞しました。
今回の改革により、多くの区民の皆さんが新設された一般有料席を利用され、これまで以上に公平感や納得感を持って花火大会を楽しんでいただけたと思います。
一方で、新たな課題も見えてきました。
例えば、招待席は本人限定で大幅に縮小しましたが、招待席そのものの必要性に疑問を感じました。また、花火打ち上げ正面の最も良い席(SS席)が販売開始後わずか10分で完売したことを考えると、もう少し料金を引き上げても良いのではないかと感じました。さらに開始直前には有料席の入場に時間を要したことも気になりました。
今回の改革が一定の成果を出したことは間違いありませんが、さらなる公平で効率的な運営に向け、引き続き議会で提案を行い、税金投入を最小限に抑えつつ、区民の皆さんがより快適に楽しめる花火大会の実現を目指してまいります。

金町区民事務所の保険料138万円紛失事件で区の職員が逮捕されていた‼ 区職員の通勤手当の不正受給も隠蔽‼

 昨年11月、マスコミにも大きく報道された葛飾区の金町区民事務所での保険料等138万円消失事件で、このほど窓口業務に従事していた区の職員が6月4日に逮捕されていたことが総務委員会(7月8日開催)で判明しました。既に全額が返済されたことも報告されました。

 前回の私の質疑で明らかになったこの事件の根本原因は、本来一人ずつ即時処理しなければならない納付金を、窓口での待ち時間短縮を理由に、職員が一時的にまとめて保管していたことにあります。この不適切な管理方法が長年にわたり慣例化し、所長をはじめとする管理職が黙認し続けてきたことで、区の管理体制がいかにずさんであるかが浮き彫りになりました。

 私は問題発覚直後の昨年11月から、委員会で計3回にわたり詳細に質疑を行い、管理体制の甘さや管理職の責任の曖昧さを繰り返し指摘しました。

 また、この問題の他に職員の通勤手当の不正受給の件も質疑で取り上げました。昨年9月に豊島区で通勤手当の不正受給している事案を公表したのを受けて、葛飾区でも調査をしていましたが、公表されることもなく、議会にも全く報告されていませんでした。私が質したところ、約30人の職員が不正受給し、多い職員で20万円相当だったとのことでした。

 この2件について、私は区民にしっかり公表し、プレスリリースすることを要請し、区も約束しましたので、その段階でマスコミの報道があるものと思われます。

 葛飾区の隠蔽体質を許さず、今後も区民に対する説明責任の徹底と透明性の確保を強く求め続けます。

 

資料: 金町区民事務所における納付済み各種保険料等の消失について (令和7年7月8日総務委員会資料)

 


庁舎建設費(東棟)の増額を「予備費」で隠蔽?契約時の区の保留床処分金を明示すべき!―泉山省吾・総合庁舎担当部長は「組合が決めること」と逃げの答弁

 立石駅北口再開発事業の一環として、葛飾区の新庁舎(東棟)の整備が進められています。9月には新たな建築工事費が示されますが、特に設備工事の大幅な増加が見込まれています。

 これまでは建築工事費が上昇するたびに再開発組合が資金計画を修正し、その都度、区が取得する保留床処分金(区が庁舎を取得するために組合に支払う費用)の内訳を区民に示してきました。しかし今回は資金計画そのものを変更するものの、区の保留床処分金を据え置き、増額分を全て「予備費」(東棟分約11億円、東西共通その他約20億円、合計約31億円)で対応するとしています。

 一見、資金計画上は区の負担が増えないように見えますが、実際には予備費を使うことで増額分が見えにくくなり、区民が本当に負担する費用が隠蔽されることになります。そもそも「予備費」は、不測の事態に備える資金であり、最初から工事費増額の対応に充てるのは異例であり、不適切な使い方です。さらに、東棟の建築工事費は物価スライド制が採用されているため、予備費を使ったとしても最終的には全額が区民負担になることは避けられません。

 6月の総務委員会で私はこの問題を厳しく追及しましたが、泉山省吾・総合庁舎整備担当部長は「区の負担額を変えないことは組合との協議の結果である」と繰り返すばかりで、「組合が決めること」と説明責任を果たしませんでした。区が契約時点で区民が負担する保留床処分金を明確に示し、丁寧に説明することは、行政の透明性を守る上で極めて重要なことです。

 11月には区長選・区議選が控えているため、区の保留床処分金を低く見せかけることで区民負担が増えない印象を作り出し、選挙対策をしているのではないかとの疑念が生じるのも当然です。

 今後も区民の皆さんに説明責任を区が果たすよう、しっかり追及してまいります。


バルサ葛飾校問題、ついに『第三者委員会』設置へ‼️

── 前代未聞! 葛飾区【副区長人事】、議会が異例の『同意を先送り』 ──

 昨日の議会で、私がこれまで一貫して設置を求めてきた『バルサ葛飾校問題』に関する第三者委員会を設置することを、ついに区長が正式に表明しました。日弁連ガイドラインに沿った本格的な調査が実現します。詳細は次回の総務委員会(7月8日)で報告されます。

 また、先週にはバルサ葛飾校を運営するアメージングスポーツラボジャパンの社長から各議員宛に手紙が届くという新たな展開がありました。その内容は、葛飾区が『バルサ葛飾校の事業譲渡を知らなかった』と議会で答弁している点について深い疑念を抱いているというものでした。具体的には、旧運営法人のキッズチャレンジ未来の秋元代表理事の証言として、「2019年以降、事業譲渡に関して当時の小林宣貴副区長に複数回相談しており、小林副区長も譲渡について『グラウンドの優先利用を含む協定先がキッズチャレンジ未来から変わらないのなら基本的に問題ない』との見解を示していた。」と主張しています。

 これらの事実も含め、第三者委員会において真実が明らかになることを期待しています。

 さらに、今日の議会で行われた副区長の任命同意、「バルサ葛飾校問題が解決していない状況では審議すべきでない」という厳しい意見が大勢を占め、継続審議(先送り)となりました。私が区議会議員になって約19年になりますが、このような事態は初めてです。

 葛飾区政の透明性向上に向けて重要な一歩ですが、真実が明らかになるまで道半ばです。今後もしっかりとチェック機能を果たすと同時に、引き続き追及してまいります。


【バルサ葛飾校問題】 『5390万円で区のグラウンド10年間の使用権(優先利用)が売買された』 ~「協定ビジネス」の疑惑を徹底追及~

 バルサアカデミー葛飾校の問題は、単に営利企業に区のグラウンドを貸したというレベルを超える重大な局面を迎えました。
キッズチャレンジ未来からアメージングスポーツラボジャパンへの事業譲渡で、区のグラウンドの『10年間の使用権(優先利用)』が実質的に『5390万円』で売買されていた疑いが極めて濃厚になりました。
 今回、葛飾区がようやく事業譲渡契約書の一部を公開しましたが、そこには『5390万円』という巨額な事業譲渡金の総額のみが記載されており、内訳や具体的な対価の説明は記載ないことは区が答弁で認めました。そもそも事業譲渡とは言っても、元々の運営そのものをアメージング社に委託していたため、一体何を譲渡したのかが全く不可解です。譲渡元が持っていた『区のグラウンドの使用権』を売買したとすれば、全ての辻褄が合います。
さらに、『グラウンドの確保が事業譲渡の絶対条件であり、確保できない場合には支払いは免除される』との驚くべき条項まであることが判明しました。
譲渡金は10年間の分割払いであり、グラウンドが確保できなくなれば支払いが止まる仕組みです。
 これはまさに、公共施設の使用権を金銭化し第三者にまた貸しして利益を上げる、いわゆる『協定ビジネス』の仕組みそのものではないでしょうか?葛飾区側は、「事業譲渡金の内訳や根拠について調査が必要」と回答するのみで、明確な説明ができません。区民の大切な公共財産がこれほど不透明に取り扱われているのは重大な問題です。
 また、5月末にはバルサ葛飾校誘致を主導してきた小林宣貴副区長が引責辞任するなど区政が混乱する中で、区長は11月の区長選への出馬表明をするなど、他人事で責任を全く感じていないように見えます
 今後も引き続き議会で徹底的に追及し、真相究明できるよう取り組んでまいります。
 
 
9人、サッカーをしている人、アメフトをしている人、草の画像のようです
 
 
 

葛飾区・小林宣貴副区長が5月末で辞職!バルサ葛飾校を巡る中心人物 引責辞任❓

質疑写真平成27年、葛飾区はバルサ葛飾校の開設に際し、グラウンド使用の協定を締結しましたが、その当時から担当者として深く関わってきた小林宣貴副区長が、5月末で辞職することになりました。

昨年、私が議会で行った質疑をきっかけに、運営法人「キッズチャレンジ未来」の高額な接待交際費など、不明朗な支出の実態が明らかになりました。さらに令和5年には、この運営法人が事業を委託先へ『4,900万円』で事業譲渡したことが判明し、『協定ビジネス』とも呼べるその不透明な実態が次々と明らかになっています。

最近では、時事通信社や東京新聞、朝日新聞など複数の主要メディアもこの疑惑を報道しており、社会的関心が非常に高まっています。

副区長の辞任は一つの区切りではありますが、決して問題の終わりではありません。私はこれまで議会において、この問題を厳しく追及し、副区長の責任を強く指摘してまいりました。その結果、副区長が辞任したことで、私の指摘の正しさが改めて証明されたものと確信しています。

しかし、この問題については今後も引き続き、徹底した真相究明と再発防止策が不可欠です。そのため私は、公平かつ透明な『第三者委員会』を設置し、問題の全容を徹底的に解明することを強く求めてまいります。

これからも私は、区政の透明性と公平性を確保し、区民の皆様の信頼に応えるため、全力で取り組んでまいります。

引き続き、区民の皆様のご理解とご支援を心よりお願い申し上げます。

※今年の3月議会で私は副区長を追及。質疑の具体的な質疑のやり取りについては、以下を参照してください。(詳細は「小林ひとしのブログ」に記載してます。

■予算審査特別委員会総括質疑(抜粋)

小林ひとし議員:教育次長はキッズチャレンジ未来との協定締結は当時適切だったと答弁したが、副区長も同じ考えか?ご自身が主導してきた協定は今振り返って適切だったのか?

小林宣貴副区長:様々な問題が指摘され、その点については我々も反省すべきところがあるが、その時点においてこの協定が適切であったというのは私も同じ考えである。

小林ひとし議員:現時点ではどう思うか?

小林宣貴副区長:様々な課題があることは認識しており、反省すべきところはある。

小林ひとし議員:具体的に何を反省するのか?

小林宣貴副区長:事業譲渡が行われ、報告がなかったことに対して反省している。さらに区の関与が少なすぎた部分もあったのではないかと考えている。

小林ひとし議員:ところで、小林副区長は秋元代表理事と親しい関係だと聞いている。具体的にどのような関係か?個人的にもお会いする関係なのか?

小林宣貴副区長:旧来からの知り合いであり、知人という関係である。

小林ひとし議員:最後に連絡を取ったのはいつか?携帯の番号は当然知っているのか?

小林宣貴副区長:最後に連絡を取ったのは記録を見ないとわからないが、携帯番号は承知している。

小林ひとし議員:夜なども飲食を共にしたことはあるのか?

小林宣貴副区長:知人なので、そのようなことがあったのは事実である。

■全員協議会の質疑(抜粋)

小林ひとし議員:副区長はこの問題をいつ知ったのか?事業譲渡契約書を見たことはあるのか?

小林宣貴副区長:文教委員会への報告資料を教育委員会から受け取った時に知った。契約書については、議会の議論の過程で必要になり、最近になって拝見した。

小林ひとし議員:契約書を見てどう感じたか?これは協定ビジネスではないか?

小林宣貴副区長:条文の内容については理解したが、それがビジネスとして成り立つかどうかはさらに精査が必要だと感じている。現時点で協定ビジネスとは断定できない。

小林ひとし議員:あなたが関わった事業でこうした問題が発生しているが、その責任を取るつもりはあるのか?

小林宣貴副区長:誘致当初は区民に誇れる事業と考えていたが、現在の問題については反省している。自身の責任については、区長および議会の同意を得ている立場であり、それを踏まえて考えたい。

小林ひとし議員:先週、あなたが辞職を申し出たという情報を耳にしたが事実か?また、心の片隅にでも辞職したいという気持ちはあるか?

小林宣貴副区長:そのような事実はない。個人的な考えはあるが、ここで申し上げる必要はない。ただ、この間色々なことがあり、いろいろ考えているところである。


区議会レポート配布中‼

第1回定例会での質疑等をまとめた区議会レポートを現在配布中です。

ダウンロードしてご覧ください。25春小林ひとし区議会レポート

25春小林ひとし区議会レポート完成版_ページ_1

 

 


バルサ葛飾校を巡る区議会の全員協議会(3月25日)の議事録(小林ひとし議員VS小林宣貴副区長・教育次長)掲載します

【小林ひとし議員】 では、私もまず事業譲渡契約書についてお伺いいたします。それで、先ほど確認をしてきたということだったのですけれども、誰が確認をしたのでしょうか。あと、全ての条文を確認したのか伺います。

【教育次長】 事業譲渡契約書については私も確認をしてまいりました。全てを見たのかということでございますけれども、譲渡契約についての全てを見せていただいております。ただ、内容等については、先ほど来答弁しておりますように現在精査中という状況でございます。

【小林ひとし議員】 今、精査しているとおっしゃったのですけれども、精査しているということは譲渡契約書の複写を持ち帰ったということですか。

【教育次長】 複製というのでしょうか、複写を持っております。

【小林ひとし議員】 複写を持ち帰ったということなのですけれども、大企業のM&Aとかと違いましてそんなに分量も多くないと思うのですけれども、条文としては大体どのくらい、幾つあるのか、あとページ数にして大体何ページぐらいのものなのでしょうか。

【教育次長】 ボリューム的にはA4判で3枚程度だったかと思います。

【小林ひとし議員】 3枚程度ということでありますので、恐らく条文としても多くても十数条とかその程度、少なければそれ以下だと思うのですけれども、その程度であれば見ただけで、恐らく精査するまでもなく普通の人の読解力があれば分かると思うのですけれども、いかがですか。

【教育次長】 書いてある内容等の理解というのでしょうか、それはあると思います。ただ、3月17日の文教委員会でも御意見をいただきましたように、そこに法的にどうか、譲渡契約書に書かれている内容もそうですけれども、それが区に果たして影響を及ぼすようなものなのかということも含めて少し精査をすべきだと思っております。

【小林ひとし議員】 では、精査というのは、要は弁護士とかそういう専門的な知見を持っている方が今精査をしているという認識でよろしいでしょうか。

【教育次長】 区の法規担当の弁護士でございますけれども、相談をしているところでございます。

【小林ひとし議員】 先ほど牛山議員とのやり取りの中で、その譲渡契約書の中で分割払いというふうにおっしゃっていました。私も13期の貸借対照表を見ると4,900万円、たしか借入れか何かで負債として載っていましたので恐らくそうかなというふうに思っておりました。そしてまた、これはと思ったのが解約条項があるとかとおっしゃっていましたよね。そこをもう一度詳しく、グラウンドが使えなくなったら解約できるみたいな、そんなような表現だったと思うのですけれども、もう一度確認のためにお願いします。

【教育次長】 前提条件として、現在使っているグラウンドの確保、それができない場合は代替のグラウンドの確保または確保についての努力、それと区との連絡窓口というのですか、これらの前提条件が実施されなければ、できなければ支払いをしないといった内容であったかと思います。

【小林ひとし議員】 ということは、キッズチャレンジ未来は葛飾区以外のグラウンドを確保する能力というかそういうのは全く恐らくないと思いますので、葛飾区から借りられなくなった時点でこれは契約解除ということになると思います。それで、今、次長がおっしゃったのは、使えなくなったら解除ということは、逆に言うとグラウンドが使える状態のときは支払いますということになるのですね。ということは、この4,900万円の分割払いですけれども使えるうちは分割で払いますと、使えなくなったら途中で契約を解除しますということは、要はグラウンドを使えることを前提にお金を払いますよという条文の組立てになっているのですね。違いますか。

【教育次長】 グラウンドが使える・使えないというよりは、グラウンドの確保をキッズチャレンジ未来が行うということで、結局キッズチャレンジ未来と区との協定はもう更新されませんから3月31日で協定が終了するとすれば、キッズがそれについて確保、あるいはその代替グラウンドの確保ということも書いてございましたけれども、そうしたことが行われないということですから、既にキッズチャレンジ未来がそういうことを行えない、行わないということでございますので、4月以降、支払いが生じるということはないと考えておりますし、Amazing Sports Lab Japanもその支払いについては同様の考えであるというように聞いております。

【小林ひとし議員】 このAmazingとキッズチャレンジの結んだ譲渡契約書というのは、Amazing側からするとグラウンドが使える限り分割払いでお金を払いますよということは、要はグラウンドに対する対価という以外ないではないですか。何かありますか。だってグラウンドが使えなくなったら払わないというのだから、それはもうグラウンドに対する対価以外の何ものでもないではないですか。私が常々協定ビジネスと言っていますけれども、まさにそういうグラウンドで金もうけしているというのがキッズチャレンジ未来の実態ということになるのではないですか。

【教育次長】 グラウンドが使える・使えないということではなくて、グラウンドの確保をキッズチャレンジ未来が行うかどうかというところであって、シンプルにというのでしょうか、グラウンドが使える・使えないということではなく、繰り返しになりますけれども、キッズチャレンジ未来がグラウンドを確保するかどうかによってその支払いが生じるかどうかということが変わってくるというように考えております。

【小林ひとし議員】 令和5年の4月から令和7年の3月まではキッズチャレンジがこの協定を持っていてグラウンドを使えるわけであります。だから、要は使える間はAmazingは4,900万円の分割払いで毎年払っていきますよということは、やはりグラウンドの対価ということ以外、私は何物でもないと思いますよ。そういう契約書の立てつけになっているということが今回のことによって明らかになりました。次長が何と言おうと、聞いている方がそう思えばみんなそうですし、マスコミの方も今日いらっしゃっている、そうだねということになれば幾ら否定してもそれはそうなのですよ。分かりますか。だから、この問題でやり取りをしていても私は別に次長に分かってもらえばいいと思っていません。要は聞いている議員の皆さん、そしてマスコミの皆さん、傍聴の皆さんに分かってもらえばいいと思っておりますので、この問題はこれで終わりにいたします。それで、資料2ページの4月以降の対応なのですけれども、私は今回の区の決定というのは全く評価しておりません。むしろ最悪の決定だと思っております。まず初めにこの承認ですけれども、いつ誰がどのように承認したのか、またこの承認というのは庁議で図ったものなのか、もしくは回議用紙で決定したものなのか、伺います。

【教育次長】 申請、そして申請に対する承認はこれからでございます。

【小林ひとし議員】 ということは、まだ決定していないということですか。

【教育次長】 さようでございます。

【小林ひとし議員】 では、これを決定するには庁議に諮るのですか、それとも回議用紙で決定するのですか。

【教育次長】 現時点で考えていますのは、申請をいただいて指定管理者のほうで承認を出すということを考えてございますけれども、ただいま御意見をいただきましたので、区での意思決定という部分についても検討させていただきたいと思います。

【小林ひとし議員】 それで、協定を結べない相手に半年間もグラウンドを優先利用で貸すというのは私からすると考えられないことであります。これまでは協定という法的な根拠があってそれに基づいて貸していたわけでありますけれども、今回この協定も結べない相手、協定なしにどういう法的根拠、条例とか、要は東金町運動場もたしか要綱とかがあったと思いますけれども、どういったことに基づいてこの貸出しを6か月間、優先利用するのでしょうか。

【教育次長】 申請期間前受付ができる基準、これは指定管理者が教育委員会の承認を受けて定めているものでございますが、こちらに委員会が特に必要と認めた場合という項目がございます。こちらの適用を考えております。

【小林ひとし議員】 委員会が特に認めるということを濫用しますと、私は果たしてどうかなというふうに思っております。今回、例外的措置ということなのでしょうけれども、私は、明確な根拠がなくて例外的措置をするというのは行政裁量の逸脱あるいは濫用に該当すると思うのですけれども、見解はいかがでしょうか。

【教育長】 先ほど次長が冒頭答弁いたしましたとおり、委員会が特に認めた場合ということで、冒頭から答弁させていただいておりますとおり、やむを得ない措置として今回そのようなことを考えているところでございます。

【小林ひとし議員】 ということは法的根拠は全くないということですね。

【教育長】 規定上の根拠ということであれば、先ほどから申し上げておりますとおり、委員会が特に認めた場合ということの適用でございます。

【小林ひとし議員】 今回、本区が行おうとしているのは法の支配ではなく、独裁国家にありがちな人による支配ということで、全く民主国家の地方自治にはそぐわない決断だと私は思っております。2年前のこと、私立保育園補助金の過支給のときと同様、やはり区長が長期間在任していることによる弊害がまたもや露呈した格好ではないかなと思っております。区長は区民に信託され行政権を行使していますけれども、もう16年目ということになりまして、恐らく自らが決断すれば条例、規則は関係なく何でもできるのだ、そういうふうに誤解しているのではないですか。

【青木区長】 私はその都度、今回の件についても議会にお諮りし、御意見をお聞きしながら進めておりますし、当然ながらそうしたことについても委員会で、先ほど教育委員会から話がありましたように、それなりの規則、その他に基づいて判断する、そういった方針で取り組んでおります。私が判断するというのは組織として判断するわけでありますので、関係者の意見も聞きながら、そして民主的に決めて、そして実行していく、こういった考えで私はおります。

【小林ひとし議員】 そうはいっても、言うこととやることが違うのですよね。規則にのっとってといっても規則がないわけですから、教育長が認めるときとかそういうことを濫用すれば何でもできてしまう、営利企業に対しても貸せてしまうわけであります。区長は言っていることとやっていることというのが違うと思いませんか。

【青木区長】 私自身は皆様方の御意見をお聞きしながら民主的に進めている、そういうような考え方でいるところでございます。

【小林ひとし議員】 区長が何と言おうと根拠なく認めるということは決してあってはならない、しかもこれまでは協定という強力な根拠があった、それが協定を結べない相手に貸すというのですからなおさら私とすれば根拠はないのではないかなというふうに思っております。これ以上やり取りをしてもまた水かけ論になりますので、後は聞いていらっしゃる方にそれぞれ判断をしていただければと思います。それで、4月以降もAmazing社と協議を続けるということなのですけれども、それは事実なのでしょうかということと、また、10月以降もこの東金町運動場多目的広場の優先利用枠をAmazingのために押さえていると思いますが、それを解除してほかの団体も利用できるようにするお考えはありますか。2点お願いします。

【教育次長】 まず1点、4月以降の協議でございますけれども、これまでも文教委員会等で御意見を頂戴しております、事業譲渡であったり、地域貢献であったり、サッカー協会との協力関係であったり、そうしたことについては4月以降も協議をしていきたいと考えてございます。その状況については、適宜、文教委員会に御報告をいたします。その上で、10月以降どうするかということは判断いたします。10月以降の判断、10月以降はこのように対応すると判断するまでの間は教育委員会のほうで会場は押さえておきたいと考えております。

【小林ひとし議員】 あと、先ほど質疑というか御意見があったのですけれども、Amazing社はもう4月1日以降に関しては使えませんというのは、使える前提で動いていると思うのですけれども、選手とかにそういったことは全く伝えていないのではないかなというふうに感じております。そういう声というのは、利用者、選手からは全く聞こえてこないということなのですけれども、仮に選手に対してこの不安定な状態が伝わっていないのであれば、子供たちがかわいそうとかよく教育長が言っておりますけれどもそんなことは言っていられないと思います。これまでこの区の対応があまりにも遅きに失している、もしくは区がAmazingとの協定ありきで動いていたことの証なのではないかなと私は思っております。あらかじめAmazingには使えるようにするからということで、そういう伝え方をしていたからこそ子供たちにも使えなくなるかどうか分からないということも全く伝えていない、これが現状だと思うのですけれども、いかがですか。多分、Amazingのほうとしても使えなくなるかもしれないということであれば今頃どうしようかということで子供たちにもそういう伝え方はしていると思いますけれども、全く聞こえてきません。いかがですか。

【教育次長】 一般財団法人キッズチャレンジ未来との協定を更新しないということで解約合意書を締結し、その際に、私どもとしては4月以降、Amazing Sports Lab Japanとの協定の締結ということを検討し、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、1月の文教委員会で御報告し、2月の文教委員会でその状況について御報告し、3月の文教委員会で1年間の暫定の協定を締結しという御報告をいたしました。現時点でバルサアカデミースクールに在籍しているお子さんたちにこうした状況をたしか私どもからはお伝えをしておりませんし、Amazing Sports Lab Japanからもしていないと思います。今後、お子さんというか保護者の方中心だと思いますけれども、そこへの周知というのでしょうか、御説明についてはAmazing Sports Lab Japanと調整をさせていただきたいと思います。

【小林ひとし議員】 私は、今回のこの決定というのは区としては時間稼ぎというようなことなのではないかなと、議会が協定を認めないとかそういう声が高くなってきたということで6か月間時間稼ぎをして、そしてまた10月から協定を結ぶ魂胆、要は9月とかになると私たちも選挙直前ということでばたばたしている、そういったことに乗じて協定を結んでしまおうという、そういった魂胆が見え見えなのですけれどもいかがですか。

【教育次長】 400人規模のスクールのグラウンドを短期間に確保するのは難しいということで、今回の対応を御報告させていただいております。ただ、この半年間といいますのは、区長も申し上げましたけれども、いろいろ御指摘をいただいている課題について精査し結論を出す期間でもあると思っております。先ほど選挙でばたばたしているときにというようなお話もありましたけれども、私どもとしては状況については適宜文教委員会にも御報告し、その上で私どもとして判断した結果というものを御報告し、そこでまた御審議をいただきたいと考えております。

【小林ひとし議員】 あと、先ほどの譲渡契約書なのですけれども、議会のほうには第2回定例会とかを目途にみたいな感じでおっしゃっていたのですけれども、これは議会に提出する方向で今考えている、それが精査ということなのでしょうか。

【教育次長】 譲渡契約書の内容については、その条文の精査ということもありますし、区に影響を与えるか否かということも含めて法的に精査し、議会に御報告をさせていただきたいと考えております。

【小林ひとし議員】 私としては、やはり譲渡契約書の開示なしに6か月間も優先利用で使わせるということに対しては反対いたしますし、即刻中止すべきだということを強く申し上げておきます。次に、小林副区長にお伺いしたいのですけれども、先週、私はあなたが辞職を申し出たという情報を耳にしたのですけれども、それは事実でしょうか。また、心の片隅にでも辞職したいという気持ちは今ありますでしょうか。

【小林宣貴副区長】 そのような事実はございません。

【小林ひとし議員】 では、辞職したいという気持ちも全くない、任期満了までは続けるのだと、そういう気持ちでいるということでよろしいですね。

【小林宣貴副区長】 この間いろいろな形でいろいろなことが取り沙汰されておりますので私個人の考えはたくさんありますけれども、それはここで申し上げる必要はないですし申し上げるべきではないというふうに思っております。ただ、いろいろなことがこの間ありましたので、それは私としてもいろいろと考えているところでございます。

【小林ひとし議員】 次に、あなたは政策企画課長として事業を中心的に進め、その後、副区長という区政の№2の立場になりました。現在の担任事項こそは異なりますけれども、これほど御自身が深く関わった事業に関して事業譲渡という重大な問題が発生した際に自分には報告がなかった、私が聞いたときには文教委員会の報告の前に聞きましたということでありましたけれども、そのこと自体、非常に不自然だと私は感じております。仮に報告がなかったとしても、事実を掌握した後、確認や対処もせず放置していたというのはあなたのこれまでの機敏な行動力からすれば常識的に考えてあり得ないと思うのですけれども、いかがですか。

【小林宣貴副区長】 どう思われるかは特段申し上げませんけれども、私としてはこの間御答弁申し上げたとおりでございまして、私としても全く存じ上げなかったということでございます。

【小林ひとし議員】 知った後は、そうするとチャレンジ未来の代表理事、あなたは知人というふうにおっしゃっていましたけれども、連絡はされたのですか。

【小林宣貴副区長】 知人だからといってそれぞれの所管もございますので、私が口を出すということは控えております。

【小林ひとし議員】 これも非常に私からすると不自然だと思います。それはそれとして。私は、やはり確認を取らなかったというのは何かあなた自身にとって都合が悪い事情があったからだと思うのですけれども、どうですか、その点は。

【小林宣貴副区長】 どのようなことをおっしゃっているのか分かりませんけれども、私に特段の不都合なことはないというふうに思っております。

【小林ひとし議員】 あと、先日の予算審査特別委員会の総括質疑で私は副区長が事業譲渡契約書の内容を見たことがあるのではないですかということを質問いたしました。その際、副区長は、今、委員が何を根拠におっしゃったのか分かりませんという答弁をされたのですけれども、この答弁だと契約書を見たことがあるのかないのかという質問には答えていないのですよね。改めてこの事業契約書を見たことがあるのか・ないのかはっきりお答えください。

【小林宣貴副区長】 その時点で委員が見たことがあるのではないかという断定的なお話をされたのでそのように申し上げましたけれども、その時点では私は拝見しておりません。先ほど教育次長がお話ししましたけれども、この間文教委員会でのいろいろな議論もありました。私どもとしてもどういう状況になっているのかというのは協議の中では知る必要がありましたので、その時点で拝見をさせていただきました。

【小林ひとし議員】 拝見したというのは、事業譲渡を確認してこの複写を持ってきたと言っていましたけれども、それを見たということなのですか。

【小林宣貴副区長】 はい。まさに今日の全員協議会に臨むに当たって拝見したということでございます。

【小林ひとし議員】 実際、事業譲渡契約書を御覧になってどう思いましたか。協定ビジネスではないかと思ったことはないですか。

【小林宣貴副区長】 正直、教育委員会としても精査しなければという話をしております。私も条文を見て、先ほど委員もおっしゃるように、ある程度書いてあることについては理解ができるつもりでおりますけれども、それがすなわちビジネスとして成り立つかどうかというのは、もっともっと細かく見ていかないと判断はできないのかなというふうに思います。

【小林ひとし議員】 判断はできないというふうにおっしゃっていましたけれども、13期の決算報告書を見ても1,200万円、Amazingから収入があって、それでグラウンド代を310万円払っている。残りの部分というのは何ですかということになると、やはりこれは私はグラウンドを借りた対価、先ほどの契約書でもグラウンドを使えなくなったらば4,900万円の分割払いはなくなるという話ですから、それだけを考えても要はこの4,900万円というのはグラウンドの対価以外あり得ないと私は思うのですよ。だって、グラウンドを使えるうちは払いますよ、使えなくなったらもう契約を解除しますよというのはグラウンドに焦点を絞った契約としか思えないのですよ。小林副区長は私から見ていても本当に頭が切れる方です。だからこそ副区長まで上り詰めたと思うのですけれども、そういう方がこの契約書を御覧になってそこは理解できないのですか。

【小林宣貴副区長】 先ほど来からも議論がありましたけれども、キッズチャレンジ未来という財団は、毎期、債務超過に陥っているという事実も分かってきているわけでございまして、そういったことと今回の譲渡益との関係をもう少し詳細に分析しないと、私は、イコールそれがビジネスとしての対価というふうに決めつけることはできないのかな。また、文教委員会では追加資料として売上げと支出の関係をお出ししているかと思います。私も拝見いたしました。それを見る限りでは、必要経費を差っ引けばこれもまた営業赤字になっているという状況から見て、一概に議員がおっしゃるように事業譲渡契約書イコールビジネスというふうに私は今の段階では判断をしておりません。

【小林ひとし議員】 そういうふうにおっしゃいますけれども、経費といっても接待交際費を100万円計上している年もありました。小林副区長は秋元代表理事は知人だというふうにおっしゃっていましたけれども、相当この方というのは金遣いが荒いというのですか、知人としてそこら辺は感じませんでしたか。

【小林宣貴副区長】 何をもってそういうふうにおっしゃるのか分かりませんけれども、私はそのようなことは考えておりません。

【小林ひとし議員】 この事業譲渡は明らかに区が積極的に便宜を図らなければ成立しない構造を持っております。現に4月からも協定を結ばないでも貸すというのは本当にこれは便宜そのものだと私は思っておりますけれども、区のトップクラスの幹部である小林副区長、あなたは全く知らないとこれまでも言い続けておりますけれども、言い続ければ言い続けるほど客観的に見て本当のことなのかなということで疑問を感じざるを得ないのですよ。あなたの知人なのですよね、知人でありながらずっと私とは関係ない、譲渡契約書も見たことがない、それでいて知人であるということは私からすると理解できません。それで、本当に矛盾した説明というのを認めないということを今後も続けていくということであれば私は行政そのものの信頼が著しく傷つくことになると思いますけれども、その責任というのは小林副区長はお取りになることはできるのですか。今、全員協議会ということで、このキッズチャレンジ未来、あなたがスタートした事業が原因でこういった形で全員協議会もしているわけですよね。あなたはそれに対して責任というものを取ることができるのですか。

【小林宣貴副区長】 私が企画課長当時、誘致に関与し実施してきたところについては、私は当時から区民に誇れる事業だと思ってやってまいりました。しかし、いろいろな問題があり、債務超過の問題、また今、事業譲渡の問題にもなっております。そこは区としても遺憾の意を表明させていただいたとおり、また、総括質疑のときにもお答えしましたけれども、もっともっと積極的に財務状況などを知っていればよかったなという反省には立っております。それから、知人であるからというお話がございましたけれども、知人であるとして、私は、ほかの知人、友人もどのような財務状況であるとか、その人の仕事について全ての相談を受けるなんてことはございませんので、そこは話が少し飛躍しているのではないかなというふうに思っています。それから、私の責任の取り方につきましては、私の立場というのは区長に選任いただいて議会の同意をいただいて就いている仕事でございますので、そういったことも重ね合わせて考えなければいけない職であるということは十分に認識をしております。

【小林ひとし議員】 最後に、区長に伺います。この問題がいわゆる協定ビジネス、つまりキッズチャレンジ未来が区との協定や公共施設の優先利用を悪用して不当に私腹を肥やしていたという重大な疑惑として明らかになった場合、小林副区長は当然のこととして、それはこの区政のトップであるあなた自身の政治的、道義的責任にも直結し、私は辞職に値するほどの重大な問題になると思っております。仮にそのような事態が判明した場合、区長としてどのように責任をお取りになるつもりでしょうか。

【青木区長】 このバルサアカデミーにつきましては、先ほど最初に御説明をさせていただいたとおり、様々な経緯があって、必要性があるという判断の下に事業としては推進してきたわけです。しかし、最近になっていろいろな課題があるということでそれについて教育委員会を中心に議論をしてきたわけですけれども、なかなかスピード感に乏しい点があってここまで来たことは事実であります。そのことについては私自身にも責任があるわけでありますので、それは責任は感じております。しかし、こうした事業というのはいろいろな事業が区政にはございます。まちづくり、環境問題、そして子育て、いろいろな事業について実施する際には課題が発生することもそれぞれございます。先ほどお話のあった保育園の問題等もありました。いろいろな課題があったときにはそのことを踏まえてどのように改善していくか、そのことが私の責任だというふうに思っておりますので、いろいろな課題があればそのことについてはきちんと内容を調べ適正な方向に持っていく、これを私の責任だと考えております。

【小林ひとし議員】 仮にこれが協定ビジネス、要は区との協定を利用してグラウンドで金もうけをしている、こういった実態がもし仮に明るみになった場合には区長は責任を取ってお辞めになりますか。責任を取るというのですけれども、責任にもいろいろな取り方があるのです。協定ビジネスとなると、これはもう自治体始まって以来の大きな不祥事になると思いますよ。そこでどう責任を取るのかというのは先ほどもお述べにならなかったですよね。だから、うまく逃げて交わそうとしているとしか私には、責任は全く取らないつもりでいるのではないかなと思うのですけれども、辞職とかそういったところまで踏み込んだ責任の取り方というのは全く考えていないということなのですか。

【青木区長】 区長の仕事というのは常に様々な課題について解決する、またそれを実施していくということでございます。そのことについては常に私に責任があるわけでありますけれども、その責任の下に様々な対策を取っていくわけでありますので、こうした課題についても適切に解決するよう取り組んでいくのが私の責任だと考えております。