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立石駅北口再開発の総事業費は1,185億円に! ―完成時にはさらに増加する可能性も―

 葛飾区の新庁舎が入る予定の「立石駅北口市街地再開発事業」において、令和6年4月時点の資金計画案が明らかになりました。総事業費は、建築工事費の高騰により1,185億9,400万円(令和6年4月時点)に膨れ上がりました。補助金も新たに120億円増加が見込まれており、葛飾区の新庁舎にかかる費用(保留床)は312億円に増加しました。
 しかしながら、工事費の詳細な内訳は示されておらず、どの部分の工事費が上昇したのかは全く明らかにされていない状況です。これも、葛飾区が直接施工ではなく、市街地再開発事業を通じて庁舎建設を進めてきたことによる弊害といえるでしょう。また、現時点での取得価格のみが示されているに過ぎず、庁舎棟が完成する令和12年3月には、建築工事費がどの程度追加されるかは不明です。区はこうした点について十分な説明責任を果たしておらず、今後も引き続きこの点を追及してまいります。
 

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令和6年3月、バルサアカデミー葛飾校・キッズチャレンジ未来の東金町八丁目運動場の優先利用に関する質疑

 令和6年3月4日に葛飾区議会で質疑した葛飾区と財団法人キッズチャレンジ未来との東金町八丁目運動場の協定書に関する動画です。バルサアカデミーは全国5か所で運営していますが、葛飾校以外は直接運営しています。なぜか葛飾校だけはキッズチャレンジ未来がバルサアカデミーに委託するという形で運営しています。バルサ葛飾校が使用している東金町八丁目運動場は葛飾区がキッズチャレンジ未来から要請を受け、夜間照明や人工芝など4億6千万円もの予算を投じた上で、低廉な利用料で利用枠を確約する協定を結んでいます。なぜキッズチャレンジ未来がグラウンドを借り、バルサアカデミー(株式会社Amaging Sports Lab Japan)に委託しているのか、実態は区に対する口利きで便宜を図って間に入っているキッズチャレンジ未来が不当に利益を得ている疑いがあるのではないかと議会で追及しました。また、当時の小林宣貴政策企画課長(現・副区長)は議会に対して商用利用ではないと繰り返し説明をしていたことから、財団法人キッズチャレンジ未来の決算書類や会計帳簿を出してもらうよう要請しました。

【資料】

① 葛飾区と一般財団法人キッズチャレンジ未来の協定書

②  プロサッカークラブ-オフィシャルサッカースクールの誘致について(平成23年協定書を結ぶ前の議会への説明文書)

③ 平成24年度以降の東金町運動場における工事費(バルサのために税金投入か?)

平成24年度 

 照明塔設置工事          6,200万円

 クラブハウスの設置        2,050万円

平成28年度 

 天然芝から人工芝への改修工事 2億3,868万円

平成30年度 

 人工芝の充填材入替え工事     9,557万円

令和 4年度 

 人工芝の充填材入替え工事     4,620万円

             総額 4億6,295万円

 

以下、議事録です。

(3月4日予算審査特別委員会総括質疑議事録・動画あり)

【小林ひとし議員】 

次に、体育施設についてお伺いいたします。これまでもバルサアカデミー葛飾校の問題については何人の議員も取り上げてまいりました。不自然な点があるからだと思います。まず、バルサアカデミー葛飾校は、入会金3万円という料金設定を考えると、ビジネス、商用利用という認識でよろしいでしょうか。

【教育次長】 

バルサアカデミー葛飾校につきましては、少年少女のスポーツ振興、地域のスポーツ振興策という部分が大きいものと認識をしております。

【委員長】

今のは質問に答えていないと思うのですけれども。

【小林ひとし議員】

ビジネス利用か商業利用かどうかという。

【教育次長】 

入会金等の金額でビジネスを目的としたものとは言い切れないものと認識をしております。以上でございます。

【小林ひとし議員】 

商業利用というのは否定するわけですね。

【教育次長】 

当然、そのスクール、団体を維持していく経費というものは必要だと思っておりますけれども、単なる商用利用、ビジネス目的ではないというように認識をしております。

【小林ひとし議員】 

その根拠を改めて教えてください。

【教育次長】 

バルサアカデミー葛飾校の開校を通して、区とキッズ未来チャレンジが協定を結んでおります。その協定に基づいて事業展開がされていると認識をしてございます。その協定の目的には、区のスポーツ振興、あるいは地域の活性化ということが目的と付されておりまして、この目的を達成する、推進するために事業が実施されているというように認識をしております。

【小林ひとし議員】 

バルサアカデミー葛飾以外で日本に全部で何校ありますでしょうか。

【教育次長】 

申し訳ございません。バルサアカデミーの校数については承知をしてございません。

【小林ひとし議員】 

いや、通告したではないですか。バルサアカデミー校ということで通告しているのだから、全部答えられるのが当たり前ではないですか。

【教育次長】 

ということであれば、私ども所管というのでしょうかね、しておりますのはバルサアカデミー葛飾校ということでそのことで準備をさせていただきましたが、それが不十分ということであれば大変申し訳ございませんでした。

【小林ひとし議員】 

それで、葛飾校以外の運営主体はどこだか知っていますか。

【教育次長】 

すみません。先ほども申し上げましたが、葛飾校以外の部分については答弁の準備をしておりません。大変申し訳ございません。

【小林ひとし議員】 

では、葛飾校の運営主体はどこですか。

【教育次長】 

キッズチャレンジ未来であると認識をしております。

【小林ひとし議員】 

キッズチャレンジ未来はサッカー教室を営む能力のある財団ですか。

【教育次長】 

実際にバルサアカデミー葛飾校につきましては、キッズ未来チャレンジのほうが所管というのでしょうかね、主体的にやっているというように認識をしております。

【小林ひとし議員】 

いや、部長では全然話にならないですね。アメージングスポーツラボジャパンのホームページを見ると、2015年3月に葛飾校と業務委託を開始と記載しておりまして、葛飾でのスタッフもこの企業が募集しており、実態はこの会社が運営していると思うのですが、いかがですか。

【教育次長】 

実際のコーチの招聘等、バルサの指導方法というのでしょうか、そういうことを実践していくために必要な手続を取っているものと認識をしてございます。

【小林ひとし議員】 

実際、委託内容はどういうことでしょうか。

【教育次長】 

内容の詳細については、申し訳ございません、承知をしてございません。

【小林ひとし議員】 

いや、通告したのに何も分からないではないですか。先方に確認して、第4分科会で答えるようにしていただけますか。それとあと、入会金と月謝は振込のようですが、振込先の金融機関はキッズチャレンジ未来なのでしょうか、それともスポーツラボジャパンなのでしょうか。

【教育次長】 

すみません。答弁が不十分で大変申し訳ございません。ただいま御提案というのですかね、御意見をいただきましたけれども、第4分科会で改めて整理をして答弁をさせていただきたいと思います。

【小林ひとし議員】 

スクール運営をキッズチャレンジ未来がアメージングスポーツラボジャパンに委託しておりますが、なぜ議会にこの導入当時にそういう説明がなかったのでしょうか。

【教育次長】 

その当時に詳細な説明がなぜなかったのかということでございますけれども、私どもとしては区としてキッズ未来チャレンジと協定を締結し、その締結に基づいてキッズ未来チャレンジの責任でバルサアカデミー葛飾校を運営していくということで、その当時、具体的な説明が十分ではなかったということであれば、そこについては謝罪をしたいと思います。大変申し訳ございません。

【小林ひとし議員】 

アメージングスポーツラボジャパンはどういう会社でしょうか。利潤を追求しない株式会社なのでしょうか。

【教育次長】 

株式会社ということでございますので、当然その利潤というものを追求するという面は持っていると考えてございます。

【小林ひとし議員】 

当然ですよね。それで、ほかのアカデミー校はこのアメージングスポーツラボジャパンが直接運営していることを考えると、同じビジネスモデルで葛飾も行われていると考えるのが普通です。そこで、区が直接この会社と協定を結ぶと支障があるから、やはりカモフラージュ的に一般財団法人をつくって、それで議会にはビジネスではないですよと当時の政策企画課長が説明して、要はトンネル会社ならぬトンネル法人で、キッズチャレンジ未来というのは場所を借りるため。口利きをするための法人なのではないですか。

【教育次長】 

協定締結の経緯でございますけれども、これは第4回定例会の一般質問でも頂戴したかと思いますが、バルサアカデミー葛飾校につきましては四つ木出身の漫画家である高橋陽一先生……

【小林ひとし議員】 

そんなことは聞いていないよ。

【教育次長】 

経緯を申し上げております。キャプテン翼の主人公が当時FCバルセロナの選手であったことから、平成23年6月、四つ木地区の有志の方々で構成された団体から区長宛てに同校の開校に関する支援の依頼があり、協定締結に至ったものでございます。以上でございます。

【委員長】  

今、小林委員が聞いていたのは、トンネル会社がその法人がどうかということでしたよね。それについて答えていただいてよろしいですか。

【教育次長】 

失礼いたしました。トンネル会社、団体であるというような認識はございません。

【小林ひとし議員】 

これはお金の流れを把握すれば全て判明するのです。キッズチャレンジ未来に過去1年分の決算書類や会計帳簿を提出してもらえば分かるのですけれども、いかがですか。

【教育次長】 

必要なことについては調査をさせていただきます。

【小林ひとし議員】 

では、提出してもらうということでいいですね。

【教育次長】 

当然、先方の団体があることですから、団体の御意向も確認をしないと、区のほうで一方的に提出するというお約束はできません。

【小林ひとし議員】 

いや、提出しなければ協定を破棄すればいいというだけではないですか。

【教育次長】 

協定を破棄すればいいということでございますけれども、これは一方的にそれを理由にして協定を破棄するということは適切ではないと思っておりますし、そこはキッズチャレンジ未来の意向も聞いて、それから判断をさせていただくということでよろしくお願いいたします。

【小林ひとし議員】 

全く納得できません。営利団体に貸しているのではないですかと、違いますと言うから出してくださいというだけの話ではないですか。それで、サッカースクール自体は大いに結構なことなのですよ。この会社自体も、私、株式会社ですから利潤を追求するのは当然で否定するわけではありません。何が問題かといえば、まず民間企業の要望に応えて本区がクラブハウスや人工芝、夜間照明など4億6,000万円もの税金を支出したこと、そしてまた区民に貸し出す低廉な使用料で貸与して企業利益に貢献していること、そしてまたサッカークラブはビジネスはないと議会をだますような形で進めてきたこと、一度もアメージングスポーツラボジャパンに委託しているという説明がありませんでした。そして、また営利企業のために優先利用という形で区民の利用を締め出していること。こうしたことを進めてきたのが当時の政策企画課長ですよ、今の小林副区長でありもってのほかだと思いますが、副区長、いかがですか。

【小林宣貴副区長】

当時の担当でございますけれども、今お話しいただいたような経緯でこのスクール誘致が実現したというふうには認識しておりません。

【小林ひとし議員】 

では、どういう形でやったのですか。もう一回言いますよ。バルサアカデミー葛飾校の締結の経緯については、平成26年の予特の清水忠議員は、「私のところに来たときはお断りしました。慎重な対応を取ったら、ある方が飛びついて始まったのが今回の話ではないですか」と発言しているのですよ。直後に否定する答弁、あなたも出席しておりましたけれどもなかったので事実だと思いますし、そしてまた現副区長が着任する前の政策企画課では合意に至らなくて一回話が流れたという話も聞きました。私も、清水議員が言う「ある方が今のバルサアカデミーの始まり」だと思って前回の定例会で質問しました。実は児相の裁判の証人尋問でも同様な質問が行われました。原告の弁護士が「児童相談所の借地の仲介にどなたかの区議会議員の紹介はなかったのですか」という質問に対し、副区長は「ちょっと正確に覚えておりません」と答えました。明確に否定するだろうと思っていたのでびっくりしましたけれども、いずれにしても政策企画課長在任中の出来事でありまして、裁判は偽証罪の適用があるから覚えていないと逃げたのではないかと思います。改めてバルサアカデミー葛飾校の誘致について、清水議員の発言からすると、先方は議員に当たりをつけてアプローチをしたと思われますが、ある方は議員ではなかったのですか。また、一度ほごになった話がなぜ復活したのか。当時の政策企画課長として深く関わった小林副区長の説明を求めます。

【小林宣貴副区長】

清水議員のお名前が出ましたので、私が政策企画課長に着任した当時、四つ木の地域の皆さんは清水忠議員を頼って、サッカー連盟にお話をしていただいておりました。実際には、しかし場所の問題が非常に大きく課題になっておりましたので、サッカー連盟としてはなかなかいい返事ができなかったと。当時、大学誘致推進室というのがございまして、そこが私学との窓口をやっておりましたので、今、私学運動場、総合運動場、区で買うことになりましたけれども、当時はそこが使えないかということで、私の着任前まで議論をしてきたということでございます。そのときには、繰り返しになりますが、サッカー連盟との関係もあって清水忠議員にお願いをしてそんなような動きをしていたというところが、実際には私学からもなかなか1団体に優先的に貸し出すということができないということで、そういうお話のお断りがあった。そういう中で私が企画課長に着任したものですから、私のところにそういう経過も含めて、何とかやれる方法がないのだろうかという相談がありましたので、私の着任以降、これまで説明してきたような誘致の経緯をたどって、今こういう形になっているということでございます。

【小林ひとし議員】 

清水議員が言うある方というのは当然御存じですよね。

【小林宣貴副区長】

清水議員がおっしゃるある方というのはちょっと私はどなたを指しているのか分かりませんけれども、もともとその四つ木の地区委員会、それから四ツ木中学校の先生、そういった方々がその誘致に向けて動いていらっしゃった、そのことを言っているのか、それとも違う議員さんを言っているのか、ちょっとその中身が分からないのですけれども、どなたを指していらっしゃるのか、ちょっと今の話では分かりません。

【小林ひとし議員】 

裁判所と違って通常の委員会だと偽証罪がないから、平気でうそをつくなという感じであります。私は、キッズチャレンジ未来というのはトンネル会社というか、要は口利きだけで実際はスポーツラボジャパンが運営しているものだと思っております。この問題は、要は中抜きしているということですよ。そういうことなのですけれども、今後も追求していきたいと思います。

 

(3月8日予算審査特別委員会第4分科会議事録)

【小林ひとし議員】  

さきの総括質疑でキッズチャレンジ未来ほか4件ぐらい答弁できなかった点がありまして、第4分科会でお答えいただけるということでしたのでお願いいたします。

【生涯スポーツ課長】 

あの場でちょっとメモをさせていただいた中ですと、キッズチャレンジ未来とアメージングスポーツラボジャパンの関係性はというところと入会金の振込先はというところ、あとはキッズチャレンジ未来に決算関係の報告書を提出させるべきではないかというところと、あとは、指定管理者につきましては自動販売機の収入についての御質問だったと思っております。そこについてお答えさせていただきたいと思います。まずは、キッズチャレンジとアメージングスポーツとの契約関係というようなところですけれども、関係性につきましては、こちらもホームページ等についてと、あとはキッズチャレンジのほうとのヒアリング等で確認をしているところになってございますけれども、共同運営という形でバルサアカデミーを運営しているという形で聞き取りをしているのと、ホームページ等で確認をさせていただいております。入会金等の振込先につきましては、アメージングスポーツラボジャパンのところに振り込んでいるということで確認をしてございます。キッズチャレンジ未来に決算報告書等を提出させるべきではないかというところにつきましては、現在、提出のほうを強制することもなかなかできないところではございますけれども、どういったものを出せるかということは今、調整を進めているところになってございます。以上になります。

【小林ひとし議員】  

まず、この入会金・月謝の振込先なのですけれども、私がやはり想定していたとおりアメージングスポーツラボジャパンだったわけでありますけれども、これは普通に考えたら、経営母体の実態として先ほど共同運営と言っていましたけれども、実態は全部、一度お金はアメージングスポーツラボジャパンのほうに行くということはそちらがやはり実質的なお金の流れから見た経営母体になるのではないですか。

【生涯スポーツ課長】 

実際にそちらのほうは確認できているところではございませんけれども、共同運営というところで私どもは理解しているところでございます。

【教育次長】     

ただいまの振込みの口座の件でございますけれども、アメージングスポーツラボジャパン名義の口座に振り込んでいただくようにしたのは令和5年4月からということでお聞きしてございます。こちらにつきましては、バルサの本国のほうから日本国内のバルサアカデミー、幾つかございますけれども、これらの窓口についてはアメージングスポーツラボジャパンに統一してほしいといったようなお話もありまして、共同運営ということを先ほど申し上げましたけれども、実際に内容といたしましては、キッズチャレンジ未来が地域貢献活動に関わる調整であったり、バス、体育施設の手続、手配等、その一方で、バルサアカデミーの指導であったり運営についてはアメージングスポーツラボジャパンが担うということで、振込先についてもアメージングスポーツラボジャパンのほうに変更したということで聞いております。そして、その変更の際には保護者の皆様にも御案内をし、御理解をいただいているということで聞いております。

【小林ひとし議員】  

ちなみに葛飾校の売上げは年間どのくらいなのでしょうか。

【生涯スポーツ課長】 

そちらの会計処理のことにつきましては現在把握してございません。

【小林ひとし議員】 

先ほども言いましたけれども、お金の動きを見ても、ほかの4校も、横浜とか福岡とかは直接やっているわけなのですよ。そういう実態を見ると、人の手配も募集とかもアメージングラボが直接やっていますから、そういったことを考えると、キッズチャレンジ未来というのは先ほど施設の調整と言いましたけれども、要は区の施設の予約をするとかそういう部類になるのではないかなと思うのですね。どうなのですか、それは。共同運営と言っていますけれども、実態は多分そういうことになると思いますよ。どうですか。

【教育次長】     

どのような形で共同運営をしていくかということは、それは両団体の協議の結果だというように考えております。

【小林ひとし議員】  

先ほどから申し上げているとおり、共同運営といってもお金の流れを見ればどちらが主導権を持っているかとかそういったことも全て分かるのですよ。だから、そのために決算書をお願いしますと言っているのですね。それで、改めてお伺いしますけれども、このバルサアカデミー葛飾校の東金町運動場での、水元もありますし、にいじゅくみらいも臨時で使っているときもありますけれども、この利用というのはビジネス、商用利用という認識でいいですか。改めてお伺いします。

【教育次長】 

先ほど御発言にございました施設のいわゆる申請期間前の受付でございますけれども、これらにつきましてはスポーツ振興や地域活性化の推進に貢献するためのスポーツ活動を目的として使用する場合、こちらの基準で申請期間前の受付を認めているものでございます。私どもの考え方でございますけれども、このスポーツ振興、あるいは地域の活性化を推進するためのスポーツ活動に該当するということで指定管理者も私どもも理解をしております。いわゆる単なる利潤追求、営利の利用ではないというように考えてございます。

【小林ひとし議員】  

それは教育委員会が勝手に考えているだけであって、社会一般的に株式会社が活動するということはもう利潤の追求なのですよ。資本主義社会で株式会社というのがあって、会社が利潤を追求するというのはそれは当然のことながらなのですけれども当たり前のことなのですね。それが前提で成り立っている社会ですから。それで、株式会社がグラウンドを使ってお金を取って教えるというのは、これはビジネス利用以外の何ものでもないではないですか。先ほどいろいろ言っていたけれども、世間一般からするとこれはビジネスなのですよ。要は区の考え方が、ビジネス利用と言いにくいというのは分かるのですけれども、実態は誰に聞いてもビジネス利用だと思いますよ。そこをどうして否定できるのですか。株式会社というのは利潤を追求するために活動している会社なのですね。この法人の登記ももう配当の仕方とかも書いてありますよ。それだったら、株式会社が運営するというのはおかしいことですよね。振込先も株式会社なのに。

【教育次長】     

株式会社でございますから当然その利益を株主に配当していくという責任もあるわけで、当然、利益を出すということもありますけれども、ただその一方では、株式会社はその社会的責任・社会貢献というものも責任としては持っていると思います。こちらアメージングスポーツラボにつきましても、サッカーの振興であったり指導者の育成であったり、そうしたことも企業の目的というのでしょうか、業種というのでしょうか、そういうことにも掲げておりますし、株式会社が利潤を求めるということはおっしゃるとおりかもしれませんけれども、私どもとしてはそこに着目をしているわけではなくて、その一方のスポーツ振興であったり地域の活性化に資するスポーツ活動という部分に着目をしているところでございます。

【小林ひとし議員】  

いや、全く納得できないというか、葛飾区の管理職の方の発言というのは本当に非常識だなというのは改めて痛感いたしました。社会の常識が区役所の中では非常識なのですよね。社会貢献と言いましたけれども、大手企業というのはどこでも社会貢献をやっているのですよ。やっていないところもあるかもしれないですけれども、ほとんどやっていますよ。そんなので社会貢献なんか出されたら、どこの企業だって参加できるということになるではないですか。

【教育次長】     

おっしゃるとおり、大手というのでしょうかね、多くの株式会社は社会貢献活動を実施されていて成果も上げていらっしゃると思います。ただ、そんなのだったら誰でも使えるではないかということですけれども、私どもとしてはやはりスポーツというところにも着目をしておりますので、全ての社会貢献活動が申請期間前の受付に該当するということではないと考えております。

【小林ひとし議員】  

いや、本当に納得できない答弁というか、要は問題の根幹は、総括質疑でも話しましたけれども、最初はアメージングスポーツラボから使わせてくださいと来たけれども区のほうではいろいろ検討したけれども駄目で、それで私学事業団のほうにも打診をしたみたいなのですけれども、やはり民間企業だということで結果的には駄目になったという話は聞きました。副区長はよくそこら辺まで御存じなのでしょうけれども。その後に、要はある方が飛びついて誘致という形で今度はその人が来てくださいという、そういう団体をつくってやり始めたわけですよね。それで、実態なのですけれども、私が思うには、一番の問題はやはり、スポーツ自体を別に私は否定しているわけではないです。アメージングスポーツラボの会社を私は否定していません。それは株式会社で利潤を求めるのは当然であります、この間に入っているキッズチャレンジ未来なのですよ。今回も多分、利用料金とかはキッズチャレンジ未来から払っているわけですよね。そういうお金の流れです。キッズチャレンジ未来というのは要は口利き、場所貸し、私はそういうふうな可能性が非常に高いのではないかなというふうに思っているのですよ。だから決算書類を出してくださいと。要はビジネスではないですよと、議会で、当時、平成二十何年だか説明したのですね、私も文教委員でしたけれども、予算審査特別委員会とか決算審査特別委員会でもありましたけれども、ほかの委員さんにもこれはビジネスではないですと、一般財団法人ですからということで言ってきたのですけれども、実際そこの説明というのもアメージングスポーツラボに委託するという話も全くされていなかったのですよ。要は議会をだましたことになりますよね。実態はやはり今までもアメージングスポーツラボがやっている。一般財団法人キッズチャレンジ未来ではないのですよね。そこをどう考えますか、副区長。

【小林宣貴副区長】    

私が担当していたときの話で申し上げますと、バルサアカデミーというそのブランドを葛飾区に持ってくることに意味があって、そしてその地域の皆様が一生懸命努力をして誘致活動を行ってきたということでございます。そういう中では、先ほど教育次長から令和5年4月から振込先が変わったというお話がありましたけれども、私どもがその誘致活動をして議会に報告していたときにも、アメージングスポーツラボというのはバルサの窓口として存在していたことは記者会見等でも明らかにしてまいりましたし、そのときにも代表が来てコメントもしています。そのときはあくまでも実施主体はキッズチャレンジ未来という団体、先ほどの委員の話からすれば月謝の振込もそこだったし、実際には運営はそのキッズがやっていらっしゃったということでございます。 我々としては、どういう形であれ葛飾区にバルサスクールを誘致することが葛飾区にとって有益なのではないかということでやってまいりましたので、総務委員会の中でも実はある議員から同じスペインのレアルマドリードのスクールが来るといったときにはどうするのだという話がありました。私はそのときに、いや、レアルマドリードのスクールを誘致する考えはありませんということで申し上げたように、キャプテン翼とバルサスクールのつながりだとかということも含めてそこを誘致したということでございます。その時点ではやはり、当時は本国からも地域とのつながりを重視してほしいということの要請もあって、地域の皆さん自らが、それこそ本当に私財をはたいてそういう団体をつくり、そして運営をしてきたというふうに私は理解しておりますので、いろいろな時代の流れの中で、先ほど教育次長が答弁したとおり本国からも一本化しろという要請があったのだろうと思います。しかし、それはやむを得ない、もちろんビジネスだと思います。アメージングとしては。ただ、我々は、今申し上げたような誘致の経緯であるとか、バルサブランドと葛飾区の関係であるとか、またそこに通ってきている多くの子供たちのことを考えればビジネスだから駄目だとかということではないのかなというふうに私は思っております。以上です。

【小林ひとし議員】  

私はアメージングスポーツラボを否定しているわけではありません。要は、全部で日本で5校あるわけですけれども、ほかはみんな直営なのですよ。葛飾だけキッズチャレンジ未来が間に入っている。そこが非常に違和感があるのですよね。だから、そこにやはり何かあるのではないかなと私は疑問に感じております。端的に申し上げれば、間に入って、これは私の仮定になりますけれども、要は口利きをしてお金を払う、そういうようなことももしかしたら、これは会計帳簿を見てみないと分からないですけれども、決算書類とか、そういう可能性だってあるわけですよね。それだったら直接やればいいのではないかなという、キッズチャレンジ未来を間に挟む必要というのが感じられないのですよね。直接やらないのはなぜなのですか。

【小林宣貴副区長】    

間に挟んでいるというのがちょっと私は理解できないのですけれども、そもそも葛飾区にこのバルサアカデミーを誘致しようと思っていたのはアメージングではないです。葛飾区の四つ木の皆さんがバルサ本体が日本でのスクールを希望しているという話を受けて、バルサスクールをやるならぜひ葛飾区でやってほしいということで誘致活動をしていらっしゃって、実際には先ほど申し上げたようにアメージングが日本の窓口になっていますので窓口という意味ではアメージングが必要なのは間違いないのですけれども、葛飾区においてはその誘致の経緯もたどればキッズチャレンジ未来が実際には誘致をされて、そしてそれが実現したというものでございますので、間に入っているということではないのだろうと私は思います。先ほど申し上げたとおり、いろいろな経緯の中で、また経営の効率化の中で月謝の振込先が変わったのかもしれませんけれども、実際には設立当初から同じパートナー同士で事業が行われているというふうに思いますし、繰り返しになりますが、葛飾区で行われている意味合いから考えるとキッズチャレンジ未来が要らないということには私はならないのかなというふうに思っております。

【小林ひとし議員】  

私も、最初は向こうから言ってきたけれども、それから誘致したという話も聞いていますよ。それでも、その誘致した方々が団体をつくってやる意味というのは、今の役割というのは何かあるのでしょうか。

【教育次長】     

主には地域貢献の部分が大きいかなと思います。サッカースクールの指導であったり運営をアメージングスポーツラボジャパンが中心的に担っていく、その一方で、地域貢献活動等の調整であったり差配であったり、そういう部分をキッズチャレンジ未来が担っていくというのは大きな役割分担のところかなとは考えております。

【小林ひとし議員】  

地域貢献の部分も第4回定例会でも聞きましたし、そしてまた今回の追加資料で出していただきましたけれども、南葛SCのほうがよっぽどやっているのですよね。それを考えたら、別にそんなもの直接できるではないかという話なのですよ。だから、別にキッズチャレンジ未来を挟む必要性というのがないのではないですか。そこから何かうまみを取ろうという人が入っているとしか私には思えないのですよね。どうなのですか。

【教育次長】     

南葛SCのほうが地域貢献活動をたくさんやっているではないかということですけれども、南葛SCはもともと地元葛飾で生まれたというのでしょうかね、そういう部分もあると思いますし、バルサアカデミーとはその辺りの成り立ちもちょっと違うのかなと、そこに地域の団体が関与してくるというのは有益なのではないかというように考えております。

【小林ひとし議員】  

では、ちょっと角度を変えて言いますけれども、キッズチャレンジ未来というのは理事さんとかいろいろな方、評議員さんとかがおりますけれども、報酬というのは支払われているのでしょうか。

【教育次長】     

すみません。その辺りについては承知しておりません。

【小林ひとし議員】  

多分そうだと思ったのですけれども。要はキッズチャレンジ未来、これはアメージングスポーツラボジャパンが運動場を借りている限りは恐らくはずっとお金が入ってくる、そういう仕組みだと思うのですよね。それを当時の政策企画課長だった人が一般財団法人をつくって、それで説明するときにも一般財団法人だからビジネスではないですという形で押し通した。そしてまた、アメージングスポーツラボジャパンの要望に応えて夜間照明とか、人工芝とかに4億7,000万円の税金を使って、しかも料金を払っているといっても30分当たり900円ということで本当に低廉な価格なのですよ。今回いろいろ資料も出してもらいましたけれども、区民に提供するというのであれば妥当な金額かもしれませんよ。青少年だと免除という規定がありまして、一般区民が使うなら900円でもいいのですけれども、やはりビジネスで使うという場合、4億7,000万円も投じておいて、要は商行為ですから当然利潤が出る、利用料金は安ければ安いほどいい、それで一応区の施設ですから一般財団法人キッズチャレンジ未来に口利きをしてもらう、水元で新たに多目的広場を使いたい、そういう場合も直接そこと区のつながりというのはないですからそういった形でどんどん要望を聞いてあげる、それがキッズチャレンジ未来の役割なのではないですか。私が言っていることが合っているか間違っているか、これは帳簿を見れば多分分かると思いますよ。やはりお金というのは正直ですから、そういうところを見れば、私が間違っている場合ももしかしたらあるかもしれませんよ。チャレンジ未来のほうがボランティアでやっていてという可能性もありますけれども、一方では口利き料としてお金が入っている、そういう疑いもあるのではないですかというのが私の主張なのですね。そうなってくると本当に収賄とか、あまり言いたくないですけれども、そういう感じになっていくわけですよ。だからそこはどうなのですかと、そこを一番心配しているのですけれども、いかがでしょうか。

【教育次長】     

先ほど口利きというようなお話がございました。言ってみればそのキッズチャレンジ未来を通さないと区の施設が使えないというようなことで間に入っているのではないかということですけれども、経緯・経過等についてはこれまでも御説明をしたとおりで、葛飾校、国内で2番目なのですけれども、一番最初は福岡だったと思います。福岡も県営の公営の施設を使っているという状況がございまして、ここは、ではどこが主体的かというと、先ほど小林委員もおっしゃったようにアメージングスポーツラボジャパンがやっているということですので、おっしゃったようなキッズチャレンジ未来を挟まないとこういう施設が使えないというようなことは一概にはないと思います。

【小林ひとし議員】  

いや、私はそういうことを言っているわけではないのですよね。そこの団体として、利用料金がすごく安いですから、たとえ少しお金を払っても民間の施設と比べたら、30分900円で使えるような施設なんて多分民間だとかではないでしょうから、多少払ったってほかの土地より利用料金が安いのですよ。私はそういうことを言っているのですけれども。本当にこの問題、決算書類が出てくれば、私が間違っているかもしれないのですけれども全てが分かります。改めて、決算書類・会計帳簿、こういったものを出していただくように強く要請というか、出してもらうようにしていただけますか。

【教育次長】     

例えば、区が補助金等を支出している団体であれば、当然、財務の状況であったりお金の流れというのをきちんと確認する必要があると思ってございます。こちらのキッズチャレンジ未来でございますけれども、一般財団法人ということでございますので、一応、一般財団法人の場合は法律で貸借対照表については公告をするということになってございますのでこちらのほうはいただけると思いますけれども、あと、先ほどおっしゃった決算報告等、区が強制的にというのでしょうかね、強く要請をということがありましたけれども、そこはあくまでもその法人の判断が優先されるのかなというふうに考えております。

【小林ひとし議員】  

恐らくそこら辺もうまく考えて、一般財団法人だったら、要は財務内容、決算書類とかを公表しないというのも知っていてそういうふうに私は設立していると思いますよ。そうしたら、外部の人なんか分からないではないですか。議員だってそんな調査権なんかないのですから、区が協定を結んでいるということからやはりお願いするということをするしか、あとは捜査機関とかになると思うのですけれども、それしか方法はないと思うのですよね。だから、しっかりとそこは私は要請をしていただきたいということを強く要請させていただきます。それで、質疑の答弁も非常にひどかったのですけれども、第4回定例会の答弁も非常にお粗末で、答弁漏れというのですかね、抜けているものも実際にありました。令和4年度のキッズチャレンジ未来のグラウンドの利用状況を伺いましたけれども、私は東金町に限定しないで質問したのですけれども、東金町の運動場はということでそこの部分しか答えていないのですよ。追加資料110で今回、水元もにいじゅくみらいも出してもらいましたけれども、なぜこういう答弁漏れが起こるのですか。

【生涯スポーツ課長】 

答弁漏れにつきましては、見解の違いというところでありましたら大変申し訳なかったと思います。今回、追加資料のほうでお示しさせていただいているとおり、使っているところについては使っているというところでお示しをさせていただいているところでございます。

【小林ひとし議員】  

見解の違いというのは何でしょうか。同じ日本語ですよね、言語を使っているのは。別に東金町と限定していないのだから、それを全て含めるのが当然ではないですか。なぜ東金町運動場はという感じで答弁するのですか。それは明らかに答弁漏れ以外の何ものでもないと思うのですよ、私は。やはりそれだけ気が抜けているというか、それか言いたくなかったのかどちらかだと思うのですけれども。見解違いというなら何が違うのですか。

【生涯スポーツ課長】 

大変申し訳ございません。私どもの見解違いというより、思い込みの段階でそういった答弁のほうをしてしまったというところになるかもしれませんので、大変申し訳ございませんでした。

【小林ひとし議員】  

あまり長くなるとほかの委員さんの質問時間もなくなってしまいますので終わりにしますけれども、やはりいろいろな問題、特に小林副区長に関しては政策企画課長のときのいろいろな問題がありますよね。児童相談所の問題、そしてまたLED街路灯の問題とかパワハラの問題とか。そして、また最近では立石のにぎわいの件ということで、私はよく区長がそういういろいろな問題を抱えた方を副区長に据えたなと思うのですけれども、全部御承知の上で任命したということですよね。一蓮託生ということですよね、もう。どうですか。

【青木克德区長】   

正直申し上げて大変失礼な言い方だというふうに私は思います。私は小林副区長を日頃から見ておりますので、実際に行動そのものを逐一関知しているわけではありませんけれども、日頃の長年の行動から見て信頼できる人物として副区長に任命したところです。

【小林ひとし議員】  

もう終わりにしようと思ったのですけれども、失礼な言い方ですよとおっしゃいましたけれども、そうしたらほかの議員さんだっていろいろ質問、今回だってにぎわいの質問も多かったですよね、児相の問題といい。では、そういう方もみんな失礼なのですね。

【青木克德区長】   

質問の中身について失礼だと言ったわけではなくて、知りもしないのに指名したのはおかしいような言い方をされたので失礼と私は申し上げた。

【会長】       

小林委員、そろそろまとめてください。

【小林ひとし議員】  

はい。知りもしないというか、要はそういうことも全部ひっくるめて知っていてお願いをしたということですよね。だから、要は、もし小林副区長に何か起こった場合には全て区長にも責任が当然あるという私は認識でいますよ。何かあったらもう区長も本当に辞任していただかなければいけないようなそんな感じだと思いますけれども、いかがですか。

【青木克德区長】   

任命したことにおいての責任はあると思っています。

【会長】       

よろしいですね。

【小林ひとし議員】  

終わりにします。