教育委員会は昨年12月に今後建替えする小学校にはプールを設置せず、民間や区の温水プールを使用して授業等を行う方針を決めました。よって建替えが決まっている水元・道上・二上小学校をはじめ、将来的に葛飾区の小学校からプールが無くなります。私が小学校のプール廃止に反対する理由は以下の4点です。
①決定プロセスに問題がある
水元小学校の改築が間近であるため、教育委員会が急いで決めてしまった感じが否めない。保護者の意見を聞くべきとの質問に対して「保護者は関係ない」という教育委員会の姿勢は間違っており、保護者説明会を実施しないで設計まで進めてしまった。まずはしっかり保護者の意見を聞くべき。また議会に対しても途中経過を1回だけ報告し、その後すぐに廃止を決定しているが、もっと議論が必要である。
②夏休みの水泳指導が無くなる可能性がある
プールの需要が多い夏の時期に民間のプールを借りれるのか疑問がある。また仮に区の温水プールを使った場合、区民がプールを使えなくなる。教育委員会は未だに学校と協議すると言っており、事実上夏休みの水泳指導が無くなるか大幅に減る可能性が高い。
③移動時間を要する
2コマ続けて授業を行うから問題ないとしているが、特に小学校1年生の移動は大変である。原則バスで移動するとしているが、全てバスで移動するとは限らず、移動中の交通事故などより一層の配慮が必要となる。横浜市は生徒の移動や付添人の確保など課題が出て計画が頓挫した。
④都市部で廃止している学校はない
教育委員会はプールを廃止している学校があると説明するが、人口が少ない自治体の学校であって政令市や23区でも廃止している学校はない。
以上を踏まえると、小学校のプールを廃止するのは時期尚早であり、反対です。今後もこの問題に取り組んでまいります。
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