いよいよ今月から子ども手当の支給が開始します。少子化を迎える今日、いかにしてそこから脱却するかは重要な課題であり、「子ども手当」も発想や着目点は非常によかったと思っております。しかしながら国の借金が膨らむ一方で子どもたちに借金を残したくないという意見も多く聞きますし、現実問題として財源をどこから持ってくるのかということもあります。こうした現状を考えたときに、私は現在の月額1万3千円を維持しつつ、保育料であるとか給食費などに自治体が充当できるようにした方がはるかにいいと思います。また少子化であるにもかかわらず多くの自治体では待機児童も抱えており、こうした問題を解決する財源に回したほうが、よほど少子化対策・子育て支援になると思います。まだ民主党のマニフェストで方向性が定まっておりませんが、満額支給にこだわりすぎては、選挙目当てのバラマキと言われても反論できないのではないでしょうか。