今週、マスコミ各社が実施している菅内閣の支持率が約30%に急落しています。我が国固有の領土である尖閣諸島沖での中国船衝突事件の対処や、ロシア共和国大統領の北方領土訪問など政府の弱腰外交が今回の支持率急落につながっているのではないでしょうか。私自身も現在の民主党政権の外交姿勢を見ていて非常に歯がゆい思いをしております。こうした中で支持率下落に拍車をかけるごとく、尖閣の漁船衝突ビデオが流出しました。一部国会議員に限定して6分50秒に編集したビデオを公開した直後に嘲り笑うかの如くはるかに長い44分のビデオをユーチューブにアップされましたが、今回の国民の不満はなぜ政府は国民に公開しないのか、なぜいとも簡単にビデオが流出したのかという危機管理上の問題です。私自身は今となっては無意味な議論ですがビデオを公開すべきだった思いますし、公開しなかった理由が分かりません。また、尖閣の一連の対応のまずさがロシア大統領の北方領土訪問に繋がったと思っております。ビデオが流出した原因究明もよりもまずは対中国、対ロシア、対アメリカなど日本の外交戦略そのものを練り直すことが先決ではないでしょうか。