今日は先週20日にオープンしたばかりの新議員会館(地上12階地下4階)を見学してきました。私自身も公設秘書として約3年間議員会館に通いましたが、以前の議員会館と比べると見違えるほど豪華になっていて驚きました。中に入るとエントランスの天井は高く、高級ホテルや超一流企業のロビーのような趣です。一般の来訪者は右側へ進み、金属探知機で手荷物の検査を受けてから受付で議員室の許可をもらって入場します。秘書、職員等は鉄道の自動改札のような感じでICカードでカードで出入りするとのことで、議員室入室の際もICカードがないと入れないとのことです。また地下鉄丸ノ内線や千代田線の国会議事堂前駅からは地下通路で直結(ただし議員、秘書、職員など通行証を持っている人のみ通行可)し、議員会館の地下にはコンビニエンスストアが設置されるなど利便性がかなり向上しました。この点については異論はありませんが、院内を結ぶ通路に動く歩道があるのには驚きました。またバブル全盛時代の建築に多くとりいれられた吹き抜け(1階~12階・写真下)は私の眼にはムダに思えました。今回の新議員会館は総工費が衆・参3棟で約1800億円もかかり無駄遣いではという声もありますが、私自身も実際に見学してもっと質素でもよかったのではないかと思います。ましてや今回の参院選では各党がこぞって衆・参それぞれの議員定数削減を掲げて挑んだことを考えるとこれこそ無駄ではないでしょうか。参院選が終わって消費税論議はすっかり下火になりましたが、これでは消費税増税を国民の皆さんにお願いできる状況ではないと思います。完成してしまったから仕方ないと言われればそれまでかもしれませんが、議員定数や歳費削減など国会議員自ら襟を正してほしいと思います。
▲院内を結ぶ通路には動く歩道! ▲地下1階にはコンビニも!
▲エントランスにある案内板 ▲案内板にも記載のない柔道場
▲地下鉄から直結する通路ができるも通行証がないといったん外に出ることに
▲2.5倍に広がった議員室 会議室も新たに設置!
▲会議室にはイヤな客が来た時に抜け出せる秘密の出口も!(一見するだけでは分からないドア)