今日は区議会総務委員会が開かれ、大学誘致についての報告がありました。選定結果の報告はもちろんのこと、今回のポイントは11月19日に開催された選定委員会から付帯意見が出され、東京理科大学用地の配置を変更する案が示されたことです。大学側からの提案だと当初購入する用地が2か所に分かれ、その中間部分が将来構想で購入する予定となっていたのを、地続きにまとめたものです。そしてオープンスペースとして建設予定の図書館、カフェ、ホールを公園の中に設置(用地は有償貸与)するという案です。区(選定委員会)がこの案を出してきた背景は区の財政の問題があり、公園として購入する部分に関しては都区財調(特別区交付金)で賄えますが、大学の将来構想部分に関しては一般会計から賄わなければならないからです。今日の区の説明では、大学の提案内容だと平成23年からの元金返済で最大毎年19億円の返済なのに対し、今回提案した付帯意見では6億4千万円になるとのことです。大学側のメリットとしては将来構想用地を2~3haが1haで済むという点で、どちらにとっても利点があるという説明でした。今後は今日の区議会での意見を踏まえ、付帯意見(大学用地の変更)について東京理科大学と交渉するとのことです。私自身もこの付帯意見の方が、来年度から歳入が大幅に減少することが予想され、そして仮に将来構想の部分が何らかの事情で実現できなくなった時のことを考えるとベターな案だと思います。