民主党は２６日の常任幹事会で企業・団体献金の再開を決めました。私はこのニュースを聞いて正直耳を疑いました。そもそも民主党は野党時代から企業・団体献金の全面禁止を主張していたはずではなかったのですか？新聞報道によれば党幹部はマニフェストに反していない趣旨のことを言っているようですが、そうしたことが問題ではなく、企業・団体献金の受け入れ再開を決めた姿勢そのものが問われているのではないでしょうか？そもそも政党助成金は企業・団体献金を廃止してクリーンな政治を目指す目的で導入し、現在でも毎年約３２０億円という大金を税金で投入しております。私自身も民主党に所属しておりますが、今回の企業・団体献金の再開は明らかに時代の流れに逆行しており、最近の民主党は国民・世論とのかい離が出てきているように思えてなりません。

  

今日は久々に母校の早稲田大学に行って来ました。毎年この時期に卒業後５０年など特定の年次の卒業生を招待するホームカミングデーとして行っておりますが、今年は校友会設立１２５周年記念式典も併せて行うことになり、私も臨席してきました。白井総長の話に続き、今年は卒業生代表として桜井正光氏（リコー会長・経済同友会代表幹事）の挨拶がありました。経営者の視点から現在の日本を「自信がない」「１０年後の国の姿を描けていない」と憂いておられました。言われてみれば確かに現在の政治には将来のビジョンが欠落しているような気がします。大先輩がおっしゃられた「自信を持てる日本、そして１０年後の日本を描ける」政治家を目指して頑張る決意を新たにした一日でした。