2010/04/15
平成22年4月15日 文教委員会質疑【小中一貫校について】
【小林ひとし委員】
それでは、お伺いいたします。 私自身も小中一貫校を期待をしておりますので、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。それで、まず一つ目なのですけれども、3番の小中一貫校の管理運営ということで、副校長を3名ですか、小学校、中学校を兼任するというのですけれども、3名いるということは、それぞれ役割分担とかそういうのというのは、どういう感じになるのでしょうか。
【指導室長】
小中一貫教育校は、これまで別々の学校ということを考えますと、校長先生がお二人、副校長先生がお二人という4名体制になります。今回の新小岩学園では、校長先生はお一人ということになりますので、その校長先生の学校経営、管理を補佐するという意味で、もう1名の副校長を増員という形を考えてございます。したがいまして、今後も組織的な検討もあるとは思いますけれども、主に小学校系の補佐をする副校長さんと中学校の方と、それを全体でまとめていくような位置づけとして、もう一人副校長さんというふうに考えてございます。
【小林委員】
ありがとうございました。あと、2点目なのですけれども、2ページ目の、小学校でも標準服を今回制服を導入するということなのですけれども、私自身は、保護者の方がそういう同意というのですか、賛成が多ければそれはそれでいいと思っているのですけれども、予特でも申し上げたのですけれども、学校指定物品ですか、保護者の負担軽減というのを一番に考えて、制服業者選定するにおいても、やはりしっかりとそこら辺は業者との関係というのも透明化して、できるだけ保護者の方の負担軽減ということを第一に考えてやっていただきたいと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。
【教育計画推進担当課長】
この標準服の検討に当たりましては、先ほどご報告しましたけれども、学校シンボル検討部会というのを設けまして、その中にはPTAの代表の方にも入っていただきまして、それプラスオブザーバーというような形で、お母さん方のPTAの役員方、常に3名、4名加わっていただきまして、そうした方々もちょっと意見を伺った次第でございます。
その中で、やはり保護者の皆様方が、標準服を入れることによって、経済的に今より負担がふえるのではないかという危惧が一番大きいようでございました。私どもとしましては、ほかの学校さんを見てみますと、一概には言えないのでございますけれども、一つの話としては、例えば行事ですとか、冠婚葬祭に式服として着ていくことができるので非常に便利であるとか、毎日の私服を選ぶのに世話がかからないのでいいのですとか、そういった意見等もあるのは事実でございますけれども、実際、各家庭によってそういった考え方、経済的なものとかが違ってくるというのが事実であると認識してございます。それで、シンボルの検討部会の中で保護者の方々の意見をまとめていく中で、現状では、正式に決まったわけではございませんけれども、普通に標準服といいますと、上から下まで中学校の標準服みたいに、標準服として定めるものでございますけれども、今の方向性としましては、小学生、上だけのブレザーだったらということで、保護者の方も理解をいただいているところでございます。それから、ご報告申し上げましたように、一度に全学年導入ではなくて、段階的に導入するという方向であったら、そのご参加いただいたPTAの保護者の方の理解も得られていくのではないかというお話で、私どももそういった視点で段階的に、できるだけ保護者の方の負担のかからないような形で標準服を定めていきたいと思っているところでございます。
【小林委員】
保護者の負担軽減というのを考えて、しっかりと業者等の関係とかも透明化していただきたいと思います。 それで、参考までにお伺いしたいのですけれども、就学援助ですか、要は中学校入学する際は、準備金とか、そういった制服とかも支給されるのですけれども、その点については、どのようにお考えになっているのでしょうか。
【学務課長】
まず、現行の制度につきましてご説明させていただきます。現在の制度でいきますと、就学援助の費目といたしまして、小学校、中学校ともにあるのですけれども、新入学児童生徒学用品費等という費目がございまして、それぞれ支給されているところでございます。その援助内容でございますけれども、基本的には、新1年生の入学の際に必要な学用品費等の経費の一部を一時的に多く負担いたしまして、費用軽減を図ろうということで設けられておりまして。内容といたしましては、ランドセル、かばん、通学服、通学用靴、帽子等の購入経費に充てていただくという趣旨で、現在支給させていただいているところでございます。
【小林委員】
就学援助を受けている方というのは、生活的にも非常に大変な方が多いわけでありますから、そういうところも十分に配慮していただきたいということを要望して、質問を終わります。