今回は教員の勤務評価についても質しました。東京都教育委員会の規則では教員の勤務評価は5~1の5段階の相対評価で行っているとのことで、葛飾区立小・中学校に勤務する全教員の5~1のそれぞれ分布状況を聞きました。すると、なんと最下位ランクの1は存在しないのです!!通常、相対評価といえばそれぞれ分布割合を定めて全てのランクに割り振るのが普通のやり方ですが、ゼロというのははっきり言って驚いたと同時にあり得ない結果だと思いました。私自身は最下位ランクは分布割合をかなり低く設定していると想定していましたが、教育委員会が身内にかなり甘く評定しているという事に他なりません。また同様に過去5年間で指導力不足等教員に認定された教員数、分限免職になった事例も質しましたが、これもゼロでした。こうした答弁を聞き、現在の教員評価制度そのものに疑義を持ちました。やはりここに大きな問題が潜んでいました。
【資料】
葛飾区立小・中学校に勤務する教員の勤務評価
評価5 120名
評価4 249名
評価3 620名
評価2 253名
評価1 0名
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